わわわの暮らし

身体にも心にも地球にも優しい「循環」を考える

イエナプランを日本に伝えるリヒテルズ直子さんの言葉から考えたこと

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www.chunichi.co.jp

本文より引用
「イエナプランの教育ビジョンを教育改革の議論の俎上(そじょう)に載せることで、日本の人々がもう一度教育の原点に立ち戻って、自らの学校を見直す時期が来ているのではないかと考えているんです。

イエナプランへの関心が広まれば、それを通して日本の学校がこれまでやってきたことを見直すきっかけとなり、見直すための鏡になる。例えば、選択の自由を与えることで子どもたちにどんな力がつくのか、とか、どう変えていけば、子どもと教師が信頼できる関係になり、それを土台に、子どもたちの発達が促進できるのか、といったことです。そのような議論が広がり、閉塞(へいそく)してしまった今の日本の教育に風穴をあけられれば良いな、と願っています。」

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「わわわのわ」で、イエナプランについて学び合う活動や対話会を始めたのもまさにここ。
私のこの活動の目的は、イエナプランの学校をたくさんつくることではありません。
みんながイエナプランの学校に通えることでもありません。

イエナプラン を軸に教育をみることで、
今の私たちが作り出した日本の教育の原点や課題が自然に見えてくると感じています。

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私がイエナプランに出会ったのは3年ほど前。
SNSのふとした投稿を目にしたことでした。

当時、家庭科の教員として私学で働いていた私がもやもや悩んでいたものをはっきりさせてくれたのが「イエナプラン教育」という体系だった学びの形でした。

イエナプラン教育で大切にされている「個々の学びへの眼差し」。

経済、環境、原発の問題など過去に経験のない人類社会への挑戦的課題の解決のために、
他者とともにアイデアを寄せ合う力
クリエーティブに解決策を生み出す力
そんな力を育むために必要な視点がたくさん織り込まれていると感じています。

そこから学ぶのは「子どもの学び」だけではありません。
「大人の学び」「大人の在り方」に大きくつながるヒントがたくさんありました。
全てが繋がって「これだ!」と思って独学で勉強を始めました。

そして、イエナプランを通じて同じ方向を見ている人たちとたくさん出会うことができました。
これをどうやって具体的な動きに変えていくのか。

今年の課題です。
皆さんのお力も貸してください。